企画趣旨

歌が私たちを励まし、勇気づけた時代がありました。それは、人生に歌がよりそっていた時代です。現代は、不透明で不安定で、目まぐるしい時代です。歌が体や心にしみこんできて、私たちと伴走する余裕がないのです。その理由の一つは、歌い手や作品が熟成されにくい環境があると思います。歌手は、歌に慣れ、ステージに慣れ、お客に慣れることが成長に必要だと考えます。
昭和時代には、その要素が街にあふれていました。大衆の娯楽と息抜きが歌謡曲に集中し、メディアの目線もそこに向かっていました。ところが、日本の成熟に伴い、趣味の多様化、情報の氾濫、世代間の価値観のバラケなどにより、その環境がチグハグになってきました。平成時代は、昭和の遺産を漸減させるだけといってもいいかもしれません。その風潮を少しでも食い止め、右肩下がりの歌謡曲のグラフ線を持ちあげたいものです。
新しい令和時代のスタートを好機ととらえ、歌謡曲業界の団結力を強め、歌心を持つ大衆の気概を鼓舞するために、各レコード会社などと協力し、ライブ・イベント展開を計画しました。新曲に加え、企画性のある構成で、歌い手の魅力を引き出し、かつ、業界の活性化を図りたいと願っています。
隔月実施(初回は5月16日/木曜、二回目は7月18日/木曜 以降は9/12、11/21予定)で、複数(4組程度)によるライブ(約2時間/けやきホール)になります。持ち歌に加えカバー曲、コラボやテーマに添った歌をご披露しながら、普段とは違うリラックスした素の表情が堪能していただけます。
どうか会場に足をお運びになり、歌手たちの成長にお力をお貸しください。

プロデューサー 湯浅 明